《額装家のお仕事》Episode#02 依頼主とハートの額装

2019/02/19 20:14

ちょうど１年前のバレンタイン。

このハートの絵は、はじめてハルキハウスがお客様へ感謝の気持ちとして配ったミリオンハートでした。

⬆️ハルキハウスのお客様へ感謝の気持ちを込めて約70枚を贈った、ミリオンハート

その内のひとり、色っぽい女性のお客様に届いたハートは、まるでそのひとそっくりな色気のあるハートでした。
その女性から額装のご依頼をいただきました。

リクエストは「額装はクールにカッコイイ感じに。色気は出さず。仕上がりによってはひとにプレゼントしたい。」というもの。

んー、大人っぽいドレスやワンピースは絶対似合うけれどそこは避けるとしたら？？
ステージに上がられるかたで、それまでドレスを着ている姿しか拝見したことがなかったのですが、レザーの衣装でロックが聞こえてくるイメージがムクムクと出てきました。

、、、革ジャンとかレザーパンツが似合う！

少しずつ違う種類のレザーを組み合わせたブラックを基調にした額装に仕上げました。

ただ、リクエストに完璧に応えられなかったのは。
色気があるひとがレザースーツみたいなものを着ると、余計に色気が際立ってしまうということ。峰不二子がバイクに乗っているあの姿のようなものです笑。

額装の仕上がりに大変喜んでいただいて、結局プレゼントされたそうです😊

多分この頃から。私の頭の中でハートの絵と依頼主が重なり、ハートを擬人化するようになりました。

『多喜博子作品集』